レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語
ザハン[2]
タケ「何や急に吠え出して・・・こっちに来いって言っているのか?」
もょ「タケ、あのいぬのいっていることがわかるのか?」
タケ「犬語は流石にわからんけど仕草で何となくわかるんよ。どっかに案内したいみたいやな」
犬は町の外れに俺達を案内した後立ち止まって鼻を嗅ぎながらまた吠え始めた。
タケ「なになに・・・ここに何かがあるって事か?」
もょ「んー・・・どうすればいいんだ?」
タケ「とりあえず掘れって事か?」
完全に「ここ掘れワンワン」である。花咲かじいさんをリアルで体験するとは思わなかった。
掘り始めて10分後、木箱を発掘する事が出来た。
タケ「おー!このわんこなかなかやるやんけ!お宝ゲットだぜ!」
もょ「さっそくあけてみるか!」
タケ「オウヨ!」
ちょっと興奮しながら宝箱を開けると書物と鍵が出てきた。書物を見てみるとけしからん絵がたくさん載っている。
すなわちこの世界のエロ本だったのだ!
タケ「何でこんなもんがここにあるねん!!ありえねえ!てか腹痛え!ニヤけてくるやんけ!」
もょ「・・・な、なんだこれ?おんなのはだかばっかりだぞ」
タケ「ああ!もょ!お前にはまだ早いがな!それはちょっとおいといて。
しかし鍵の方は本物の金を使っていて重量が結構あるで」
もょ「おくになにかがあるぞ。なんだろう?」
紙を見てみると「この箱を開けた同士へ」と書いてある。誰が同士やねん。とりあえず読んでみた。
ハァイ、同士よ元気ィ? 俺っちだよ俺、ラ・ゴ・ス♪
ザハンってぇ何にもないから、ラゴスってばチョ〜ブルー!!
そこで、ラゴスからプレゼント。コレ!じゃじゃ〜ん!
『金の鍵』
『至高の女体本』ッ!!
でもでも、条件があるからー。やっぱりぃ〜 ラゴス的にはぁ〜カワイコちゃんが好きっていうかぁ〜
だからヘルポイのアンナちゃんにぃ〜 会いに行くみたいなぁ〜。
それでぇ〜ヘルポイに来て俺っちに合流して欲しいなー!って感じ?
・・・なんつったりしてー! おバカ女風だ! 俺っちイケてる?
笑えバカ。俺っちのように!あひゃあひゃあひゃ・・・
ラゴスさん!あんた天才だよ!画太郎先生並にいかしているよ!
タケ「あー腹が痛かった。まさか情報を得る代わりにこんなに笑えたとわな。久々に新鮮なときめきを感じたで」
*「ヘッヘッヘッ・・・」
タケ「おーよしよし良くやった。お前には後で骨付き肉をプレゼントするわ」
*「ワン!」
もょ「タケ、このてがみはしんようできるのか?」
タケ「出来るで。紙も結構新しい方やし大雑把やけど最近ここに立ち寄った可能性が非常に高い。それにこのわんこが案内人みたいな役割やなかろうか?多分な」
もょ「で、でも・・・おれたちあてではないだろう。これは」
タケ「それはもょの言う通りやで。まー今は時間も無いし形振りかまわん状況だから。ちょっと拝借するだけや。まっ、無事に終わったら返したらええんちゃうか?」
もょ「なるほど」
タケ「それにしてもどの世界共通やな。貴重な本のゲットできたんやし。中々高レベルやな。こっちも」
もょ「そ、そうなのか?」
タケ「ほほう。もょも興味が出てきたのか?」
もょ「ち、ちがっ・・・」
タケ「恥かしい事やないで。男なら誰もが通る道や。もょも今は思春期の年頃やし。ふんふん。なかなかええ眺めやね」
もょ「だ、だから・・・」
タケ「これなんか見ろよ。ムーン以上のナイスバディやで。くー!なかなかええ体系しとるわい」
もょ「み、みせてくれないか?・・・な、なんかドキドキしてきたぞ・・・」
タケ「おっ!それが男の本能やで。ハメを外してはアカンけどな。それにしてもどれもこれもけしからんなぁ〜ケケケ」