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レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語

心の変化[4]
タケ「そしてこの世界に来たときもょもとをみて思ったんよ。もし赤ちゃんが無事生まれて成長してならもょもとみたいになっていたんだろうな。って思ったりしてさ。例え血が繋がって無くても可愛い弟がピンチの時に守るのが兄貴の責務と決めた訳や」

ムーン「・・・ご、ごめんなさい。辛い事言わせて・・・」

タケ「ううん。気にせんでえーよ。伊達に25年は生きとらん」
ムーン「うそ!?本当にその年齢なの信じられない。おっさんのくせに」
タケ「うるせー!!やかましいわ!アホ!!誰がおっさんや!」
ムーン「ふふっ……ムキになるのはだめよ☆オ・ジ・サ・ン」

険悪なムードが確実に和やかな雰囲気に変わりつつあった。

タケ「しかし話は変わるけどムーン。お前に謝らないとあかんのよ。ほら、竜王の城でさ・・・」
ムーン「あの事はいいの・・・事実私達が悪かったんだから。タケが謝る事はないわ」
タケ「それは違うで。もょもとを守るためとは言え侮辱したのは事実やから。ホンマに悪かった!ごめん!」 
ムーン「済んだ話だから気にしなくていいわ。それにしても、もょもとが羨ましい・・・」
タケ「何でよ?」

ムーン「もょもとには頼りになる立派なお兄さんがついてるし、リアには何だかんだ言ってサマルがいる。私にはお父様やお母様がいないから一人だもん・・・」

タケ「心配せんでえーよ。ムーン。お前は一人やない」
ムーン「えっ!?」

タケ「今日からから俺がムーンの兄貴代わりになるわ。今更一人妹が増えても別にかまへんし」

ムーン「な、何言っているのよ!」
タケ「よーし、お兄ちゃん可愛いお穣ちゃんの頭なでなでしちゃうぞー!」
ムーン「バ、バカぁ!おっさんのくせに!可愛いお穣ちゃんって言うのは10年早いわよ!(///////)」   

タケ「アッハッハ・・・おおきにな。ムーン」
ムーン「どうして?」

タケ「最近夜寝るのが怖かったんよ。もしかしたら俺は明日死んでいるかもしれないって思うんよ」

ムーン「そうなの・・・やはり魂の消滅すること?」

タケ「ああ。翌朝の太陽を見た時は安心するんやけど夜を迎えるのが不安になるんよ。寝たら二度と起きれない感じがしてさ。寝ない為にもここ最近ずっと闇雲に剣を振っていたんや。けど今夜、ムーンと理解しあえて良かったで。そんな不安が一気に吹っ飛んだわ」

ムーン「それは良かったわ。早く紋章を集めて魂の消滅をさせないようにしなくっちゃ」

話し込んでいる内に夜明けを迎えた。その日の日の出はとても美しく黄金色の光を照らしていた。
その光に照らされているムーンは見とれるくらい美しかった。

ムーン「綺麗な太陽ね・・・」
タケ「ああ・・・やはり生きてるって感じがするで!」
ムーン「本当にそうね」
タケ「そうそう。ムーン、今思ったんやけど、今の話しかたの方が好印象あるで!」

ムーン「ええっ!・・・あ、しまったなのだわ!」

タケ「そんなことあらへんで。自然体が一番や」
ムーン「今後からそうするね!!それにしても眠くなっちゃった・・・」
タケ「全く寝てへんから無理もないわな。ゆっくり休みや」
ムーン「うん。今日はありがとう。タケ。じゃあ先に休むね」



もょもと&タケ
Lv.19Levelup!!
HP: 112/141
MP:   6/ 12
E鋼の剣 E鋼の鎧 E鉄兜 錆びた剣
特技 共通技:チェンジ
もょもと専用:隼斬り・魔人斬り・ドラゴン斬り
  タケ専用:かすみ二段・強撃・ゾンビ斬り・大防御・メラ・火炎斬り
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