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レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語

対立[2]
タケ「魔法剣や防具ありなら俺が必ず勝つからやってもつまらん。素手と防具無しで相手してやるわ」

ムーン「バッカじゃないの!?」

サマル「い、いや…、逆にこれはチャンスだよ。とりあえず勝てればいいんだ!!」

タケ「ほー、まだサマルの方がまだ戦況判断能力が高いな。割合的には4対6で俺が不利って所やけど、じゃあボチボチやりまひょか」

ムーン「言われなくても始めるわよ!!バギッ!!」
ムーンがバギを放って来たが大した威力は無い。俺自身もレベルアップしている証拠か。

タケ「なんやぁ…このショボイ呪文は。ゼシカやククールより更に劣るで」
ムーン「くっ……」

タケ「よーこんな呪文で今までやって来れたのが奇跡や!ホンマ情けない…お前の今の価値はベホイミ専用の薬箱位しかあらへんわ」

サマル「な、ならばこれでどうだ!」

サマルの攻撃が腰を引けている。ボクサーで例えると腰が入っていない手打ちパンチと同様。
この攻撃も大した事がない。すんなりと懐に潜り込めた。

タケ「油断しやがったな。槍は超接近戦では不利なんや。素手でも人を撲殺できるんやで…」
サマル「えっ!?」

まずは顎に思いっきりストレートパンチを食らわせ、サマルがよろけて羽帽子が脱げた所にテンプル(こみかみ)に更にパンチを打ち込んだ。 
この2箇所は大概の人間が鍛える事ができない場所。確実に決まればまず立ち上がることが出来ない。


ムーン「サ、サマル!!」
タケ「無駄や。意識がぶっ飛んで立つ事すらも出来へん状態やで」

ムーン「も、もしかして素早く行動するために武器と防具を…」
タケ「ビンゴ。無防備と油断したお前らが悪いで」

サマル「くっ…頭がグラグラして立てない…」
タケ「普通オチてもおかしいのに意識があるとは。やるじゃん。安心するのはまだ早いがな」

俺はサマルの槍を持ち顔に向けて構えた。

タケ「ふっふーん。チェック・メイトやね」
サマル「ああっ…」

タケ「耳をかっぽじってよく聞け。神への祈りは済ませたか? 小便は? この場でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」

サマル「た、たすけて……」
タケ「だーめ(^o^)……じゃあ顔面にこいつを貫通させて死んでもらいましょ」

実際殺すつもりはなく掠らせてびびらそうとしたのだが、サマルは気を失って倒れこんだ。

タケ「やれやれ……歪んだ動機だが立ち向かって来た事に関しては敬意を表するわ。しかし、これが実戦なら確実に死んでいたで。後、お前一人だけやなぁ…」

ムーン「あ、貴方ごときに負けはしないわよ!!」

タケ「

ぁぁそうでっかそうでっか
なるほどね・・・

・・・で?
            」

※AAはイメージです。
ムーン「本当にムカつくわね!!殺してやるのだわ!!」
タケ「あっそ。お前がそんな発言しても全く威圧感が無いんやけど。ギィンやドルマゲスに比べたら迫力が無いわ。ダセェw」
ムーン「呪文なら絶対負けないのだわ!」
タケ「どーせバギやイオなど下らん呪文やろが」
ムーン「それはどうかしら。これで息の根をとめてやるのだわ!」


ムーンから4メートルくらい大きな竜巻が発生した。しかしムーンは血を吐いた状態で呪文を詠唱している。

ムーン「あ、貴方には呪文同士だけで戦う度胸はないでしょうね……ゴホッ……ゴホッ…」

タケ「無理しやがって……けど、命よりプライドをとるお前の行動に応えないと男が廃る。じゃあ俺もこいつでいくとするか!!」

ゼシカと同じ呪文メラミで対抗する事にした。しかし体に大きな負担がかかるが
どれぐらい自分自身耐えれるか分からない。だが、プライドに関してはムーンに負けたくない。


ムーン「これで終わりよ!!バギマ!!」
タケ「貫けぇ!!メラミ!!」


メラよりも3倍くらい大きい火炎球を出す事を成功したのだがその瞬間、眩暈や全身に痺れ込んできた。
しかも口から大量に血も吐いている。

肝心な呪文の方だが軍配はムーンに上がった。
俺のメラミが竜巻の中で分散され、小さな火炎球がムーンに当たるがあまり危害がない。
逆に俺には飲み込まれた炎の竜巻が襲い掛かる!!

しかし大防御が取れればいいのだが、痺れの影響で体を動かす事ができない。……それ以外の対処方法が無い。
諦めかけた時、もょもとが俺をかばった。


もょ「だ、だいじょうぶか……タケ」
タケ「な、何でやねん…?かばう必要は無いのに…ゴホッ!!ゴホッ!!」
もょ「いっただろ。かけがいのないなかまだって」
タケ「す、すまねぇ…」
ムーン「あはははははは!!私が勝ったのだわ!!……ゲホッ!ゲホッ!」
もょ「……それはちがうぞ。ムーン」
ムーン「はぁ!?何言っているのよ!もょもと!!」
もょ「ムーンはいつからじゅもんをならいはじめたんだ?」
ムーン「3年前よ!それがどうかしたの!?」
もょ「タケがじゅもんをおぼえたのはごくさいきんだぞ。かってあたりまえのじょうきょうで まけたときのほうがぎゃくにはずかしいぞ」
ムーン「い、一体何が言いたいのよ!?」

もょ「タケがじゅもんじゃなく、けんやパンチ、だいぼうぎょをつかうやりかたならかくじつにムーンはまけていた。タケはあえてムーンのとくいぶんやでいどんだんだ。それすらわからないのか?」

ムーン「くっ…でも勝ちは勝ちよ!!」
もょ「……もういい、わかった。はなしをきいていたらどうかんがえてもタケのほうがただしい。ムーンやサマルはひきょうものだ!ここでおれたちとおわかれだな」
リア「そ、そんな!!」
タケ「お、おい…ホンマにええんか…?」
もょ「ああ…いくぞ、タケ。おれたちだけでハーゴンをたおそう!」

もょもと&タケ
Lv.18
HP: 21/130 
MP: 0/  9
E内服(布の服) 鋼の剣 鋼の鎧 鉄兜 錆びた剣
特技 共通技:チェンジ
もょもと専用:隼斬り・魔人斬り・ドラゴン斬り
  タケ専用:かすみ二段・強撃・ゾンビ斬り・大防御・メラ
       火炎斬り
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