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レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語

対立[1]
この話は超濃厚な卑屈的内容であり、嫌気が注します!
免疫がない方は読まないで下さい!
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ムーン「もょもと、私達は抜けさせてもらうわ」

ムーンがいきなり俺達に別れを告げてきたのだ。

もょ「どうして……?」
ムーン「貴方のもう一人の人格のタケは竜王の手先じゃない。そんな人と一緒なんて信用できないわよ!」
もょ「そんなことないぞ。タケはおれにとってはかけがえのないなかまだ!」

サマル「もょも少しおかしいんじゃないのかい?ギィンが呼び出したタケを仲間だって……リアもそう思うだろ?」
リア「わ、私は……」
ムーン「まぁいいわ。私達は貴方と別れることにするのだわ。だっていつ殺されるか心配だもの」
サマル「それにタケがいなければもょは何も出来ないんだろ?全く最低だよ」

このクソガキ共黙っていりゃあ好き勝手な事に言いやがって……『俺の怒りが有頂天になった』といってもいい…。

タケ「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!! 素晴らしい発言やでホンマ!素晴らしすぎて笑いが止まらんわ!!」
もょ「タ、タケ!?」

タケ「こいつら頭がおかしいんじゃないかな?かな?お礼すらいえない王族だってよ!!最高の話やで!!」

ムーン「な、何笑っているのよ…いきなり笑い出して……気持ち悪いわ」
タケ「人が黙って聞いていたら好き勝手な事を言っているなぁ…このクソガキ共が!!」
もょ「い、いったいどうしたんだ?」

タケ「もょ、お前には悪いがこれからこいつらに説教タイムや。言わんと分からん馬鹿共に色々教えてやらんとなぁ… しかもこいつ等も卑怯モンやで。文句があれば俺に直接言ったらええのによぉ…!」
もょ「お、おれが……わるいのだから……べつにいいよ」
タケ「もょ!お前は黙って見とれ。ここからは大人の喧嘩や。――覚悟せえよ!!」


―――――大人の喧嘩――――


即ち、頭脳戦――いかに自分のペースに持ち込むかが課題だ。

ムーン「あ、貴方が何の用なの!!関係ないでしょ!!」

タケ「十分大有りなんじゃボケ!!散々俺等のプライドを砕いてくれたなぁ……この淫乱雌犬が!!」
ムーン「な、何ですってぇ!?だ、誰が淫乱雌犬よ!!」

タケ「お前な、ギィンとのもょもとが傷ついているのに何で治療せえへんかったんや!?」
ムーン「そ、それは……その……」

タケ「怖かったからか!?そんな下らん理由で仲間を見捨てるなんて最低なクズやで!そりゃもょもとと別れようとするわな!プライドが高いお前にはその事実を認めたくないモンな!!」  

ムーン「うう……」

ムーンが泣いてもおかしくない状態になっていたが更に追い討ちをかける事にした。

タケ「そりゃお前の親父もハーゴンに殺されるわな。娘のお前が悪党なら親父は大悪党やで!!お前の親父が行った悪事の影響で俺ごときに罵倒される目になったもんな!因果応報じゃ!この淫乱女が!」

ムーン「い、いい加減にしなさいよ!幾等なんでも侮辱しすぎだわ!根拠も無いくせに!!」

タケ「ふーん……それがどないしたんや!?そりゃこっちの台詞やで。この雌犬!!もょもとが一番可哀想や。お前等を自分自身の力で守れないから俺を信用して託したにも拘らず、殺されるとか最低など罵倒とかするからなぁ〜?オイ!?信じていた仲間達に裏切られたんだから。てめぇらの勝手な判断のせいでな!」

ムーン「そ、その…………」

タケ「後な、トーマスやカタリナが今のお前の姿見たら失望するだろうよ。こんなクズが度量も全くない一国の王女なんやから… 救い様がないわ。あの二人がホンマに可哀相やで。それに俺達にお前を頼むって言われたにも関わらず当の本人がこれやからなぁ… お前の下らん発言がトーマスやカタリナの気持ちを蹂躙する事になるんやで! そこまで考えた事があるか!?王女様よぉ〜?」

ムーン「あ、ああ……」

ムーンは体を振るえさせながら俯いていた。

タケ「泣いたら許されると思っているのか!!そんなん甘い考えや! そのまま一生立ちすくんでおけや!!嫌やったらさっさとムーンペタに帰れ!!」

タケ「サマル、俺達の事最低って言ったよなぁ〜!?」
サマル「あ、ああ…!言ってやったさ!」
タケ「お前の親は一体どう育て方をしたんや?お前の様な下衆に懐いているリアにも気が知れへんわ」
サマル「な、何を根拠にいっているんだ!」
 
タケ「俺は見たんやで……リリザで妹とはいえ、お前が罵倒している場面をなぁ!」

サマル「!!!!」
リア「!!!」

流石にこれは二人に衝撃が走ったようだ。やはり弱みを握っている方が口撃しやすい。

サマル「そ、そんなの嘘だッ!!」
タケ「お前も雌犬以上の愚かやのぉ…こっちはお前らが腹違いの兄妹って言うのは把握済みやねん。これでも言い逃れするか?」
サマル「で、出鱈目だ!」
タケ「お前の知らん所でこっちは色んな相談受けているねん。リア本人から。いい加減認めたら!?見苦しいで」
サマル「………うわあああああああああああっ!!」

いきなりサマルが槍で攻撃を仕掛けてきたがあっさりと回避できた。

タケ「……事実を言っただけでそんなにムキになるとは…やっぱり救い様が無いガキや。自分が追い込まれたらビビッて何もする事が出来へんし情けないわ。――それに今のは宣戦布告と捕らえてええんやな?」

サマル「あ、あ……」
ムーン「そ、そうよ! これは貴方に対しての宣戦布告よ! 絶対に許せないのだわ!」

リア「も、もうやめてよ…」
もょ「タケもムーンもやめろ!!けんかしているばあいじゃないだろう!」

タケ「もょやリアには悪いが……吐いた唾は飲み込む事はできへんのや。いいか、良く覚えておけ。自分の行動には自分自身で責任を持たないといけない事をな」

タケ「それなら始めるとするか……1対2でも俺は別に構わん。かかってこいや!」
もょ「やめるんだ!!」
  
タケ「………許せ、もょ」
 
もょ「お、おいっ!!なんだ……?は、はなすのがくるしい…」
リア「も、もょもとさんはどうなったの?」
タケ「心配せんでええ。ちょっと干渉されるのをやめる様にしただけやで。じゃあ始めよか」

自分自身の怒りの感情を高める事によってもょもとからの干渉を退く事ができた。
嫌な戦いが始まるが・・・・・・・早かれ遅かれ来る運命。仕方があるまい!

タケ「その前に、お前らにハンデをつけてやる」
ムーン「ハンデですって!?」
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