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◆Y0.K8lGEMAの物語

番外編 at 三日遅れ
※今回の内容は本編とは関係ありません。


「Trick or treat!」
「うぉ! モンスター!! …なんだイサミか、ビビらせるなよ」
「山賊ウルフの格好なんかして何やってるんだい?」
「俺の世界にはハロウィンってのがあってさ。夜にオバケの衣装を着てビビらせてお菓子を貰うってお祭り。だから二人ともお菓子くれ」
「なんだか性質の悪りぃ祭りだなあ…」
「まあ、そういう儀式なら驚いた僕達の負けだよ。はい、ヌーバキャラメル」
「悔しいがビビった俺が悪いか。ホラ、エテポンゲキャンディーだ。持ってけ」
「サンキュー♪」
「行っちゃったね。妙な儀式だけど、楽しそうだね」
「こっちの世界でも流行ったら面白いかもな」

「「とりっく おあ とりー…」」
ぬわーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

「何? 今の凄い声…って、うわ! 何やってるんだ? 二人して」
「いや、イサミの真似をしてはろうぃんってのを試してみたんだ…村の人に」
「…そしたら…逃げて…行った…」
「今の人、お菓子じゃなくってお金を置いて行ったけど、失敗かな?」
「そりゃ強盗って言うんじゃね?」
「…コー…ホー…」
「で…因みに今の二人の格好は何?」
「僕? デッドエンペラーだよ。レヌール王に王冠を借りてね」

 サトチー
 E:かしの杖
 E:ただのぬのきれ
 E:レヌールの王冠

「…俺は…さまようよろい…」

 ヘンリー
 E:鋼の剣
 E:さまようよろい

「外せ! 今すぐ外せ!! お菓子のために呪われてるんじゃねえ!!」
「ははは…昔からヘンリーはイタズラには手を抜かないからね」
「…人のビビる顔を見るためなら…喜んで呪われて…やる…」
「ハロウィンはそんな殺伐とした祭りじゃねえ!!」
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