タカハシ◆2yD2HI9qc.の物語
なれはて〜世界
肌色に伸びる螺旋の建物
ルビスはテリーとミレーユのなれはてを、感知していた
「テリー…
貴方達は死んだわけではありません
ただ少しの間、眠るだけです 本来の世界が創り直されるまで」
ベッドに横たわるタカハシは
まだ変化を見せてはいない
「タカハシ 早く戻ってきてください
もう、もう時間がありません…
これ以上、魔王が力を持ってしまうと手遅れに……」
答えることなく眠るタカハシ
彼はいま、己を自ら縛りつけ─
"静寂の想い"は静静と─
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