修士◆B1E4/CxiTwの物語



【中央図書館】

王宮施設地区に属する図書館。
建国以前よりこの地の地下に存在した地下書庫を、
建国時に、地上を含めた蔵書施設として整理し直したのが始まり。
長年に亘(わた)り、増改築がなされている。

見取図では王宮施設の真下にあり、大通りを挟み2棟が建造されている。
城から見て右が1号館、左が2号館。10階に、2棟を結ぶ通路が掛けられている。
自国および他国で出版された、あらゆる分野の書籍がある。

建物の構成は、地上は20階まで。地下は30階程度。
最下部が「30階程度」と表記されるのは、現存する地図が地下28階までで、
地下29階より下層の正確な把握が行われていないため。

事実、地下29階の書庫の一つは、地下28階の書庫からしか行けず、
地下31階にあたる部屋も、地下30階にある、本に埋もれた通路の発見から、
2、3部屋確認されている。

地下8階から、人に害を及ぼす危険な本を納める書庫が出始め、
一般人のみの入室は許されない。地下深くは管理が行き届かず、
本が床に置かれていたり、本に埋まった通路や書庫もある。

地下30階に到達できる人間は、少ない。