修士◆B1E4/CxiTwの物語



【新興名門】

ファン・モール学園が隆盛を極めるに伴い、各分野で名門の一族が誕生した。
彼らはそれまでの貴族らなどと区別され、新興名門と呼ばれている。
学園設立の目的は、特定の人間による支配を防ぐためだったが、
現在は多少、様変わりしている。

「スライニード一族」
初代ブレイブレオ国王、議会長一人、大臣二人を輩出した、
最も由緒ある政治家系。
初代ブレイブレオは、学園に他国民の受け入れを開始した国王であるが、
現在の一族には、国外出身の者を自らより下に見る者が多い。

「ヴリング一族」
国外出身。ディスティレオ国王、大臣一人、議会議員四人を輩出。
スライニード一族同様に政治家系。スライニード一族をライバル視している。

「ピアーズ一族」
初代アークレオ国王の家系。世界を回る大商船の一団を築いた。
分家、及び別荘が世界に点々と存在。

「モモドーラ一族」
芸術家及び魔術師の家系。ミネア亡き後、レオ王国の魔術分野の中心となる。

「セイバー一族」
武芸に富んだ一族。剣術の師範を多数輩出。

「ファリフ一族」
国外出身。アシュトレオ国王の家系。
しかし元々、芸術・絵画・楽曲分野での活躍が大きく、
アシュトレオ(本名:シシャーク)はむしろ異端児。

「ドクル一族」
ホビット族の家系。ハスター一族と仲がいい。現役の大臣を一人持つ。
商船を持ち商人になる人材を輩出。近年は考古学の分野でも活躍。

「ハスター一族」
ドワーフの家系。工芸・製造・建築分野に人材を輩出。武具の開発も行う。
また、種族特有の力強さから、武術分野にも人材を輩出。

「魔物一団」
血縁関係はないが、魔物の集団。みな心優しく、人間と共存関係にある。
遠い昔、ロザリーヒルからやってきたミニデーモンが入学を直訴したのが始まり。
彼は現在、アークデーモンの一人、アクデンとなり、
魔術・武術両分野で優れた人材となっている。
アクデン自身は、セイバー一族、モモドーラ一族と仲がよい。