レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語
シャール
俺達は港町ルプガナに到着した。結構大きな町で結構人が歩いていた。
しかし、シャールが俺達に護衛を頼むって言う事は何かあったのだろうか?
シャール「ありがとう。無事に町に着く事ができたよ。」
サマル「何事も無くて良かった。」
もょ「まずはムーンをやどやにはこんでそれからこんごのことをかんがえるか。」
リア「シャールさん、宿屋はどこにあるの?」
シャール「わしが知っている所に連れて行ってあげよう。」
シャールはそう言うと俺達を案内し始めた。案内された宿屋はローレシアやサマルトリアの宿屋も大きな建物だった。
サマル「で、でっかいなぁ…」
リア「結構高そうじゃない?」
シャール「この町は色んな国から旅人や商人が集まってくるからここは大衆向けの宿屋なんだ。料金はそんなに高くは無いぞ。」
もょ「なにからなにまでありがとうございました。」
シャール「護衛をしてくれたお礼だ。わしもやっと娘に会いにいけるからな。」
サマル「へぇ、そうなんですか。」
シャール「ああ、機会があったら是非わしの家にも来てくれ。後、薬を買うとしたら必ずわしの所に来るようにな。」
リア「シャールさんって商売上手だね。」
シャール「こりゃ可愛いお嬢さんに一本採られたか。ハハハ…」
シャールはそう言いながら町の方へ戻っていった。
もょ「さて、どうしようか?」
サマル「まずはムーンが目を醒めるのを待つ事だね。」
リア「ムーンさんが起きるまで休憩だね。」
うーん、このままではおもろーないわ。――――――――――ここは一発かき回すか。
タケ「サマル。留守番を頼めないか?」
サマル「どうしたんだい?もょ?」
タケ「リアちゃんとちょっと町をブラって回りたいからさ。」
もょ「(お、おい!タケ!い、いきなりなにいっているんだ!?)」
タケ「(まーまーここは俺に任せておけって。)」
サマル「えーっ?でも………………」
タケ「もっとこの町の情報を知りたいからな。それに男一人で動き回るよりもリアちゃんと一緒の方が効率が良い。」
サマル「わかったよ………じゃあ行っておいで。」
タケ「なら決まりだな。リアちゃん、行くぞ。」
リア「うん!」
よしよし俺の思惑通りに行ったで。さぁ!!!イッツ・ア・ショウタイムや!!!
タケ「(もょ。ついに初デートやな。)」
もょ「(か、か、かってにはなしをすすめるなよ!)」
タケ「(あのなー、もょも男ならこのチャンスをモノにしろや。まぁ、頑張れ。ひひっ。)」
もょ「(お、おい………………よわったなぁ……………)」
リア「もょもとさん。はやくぅ。」
もょ「あ、ああ………」
ドッキン、ドッキン――――――――――もょもとがすごく緊張しているのが良く分かる。
リア「もょもとさん。どうしたの?」
もょ「な、なんでもないぞ。」
リア「耳まで真っ赤っ赤だけど大丈夫?」
もょ「だ、だいじょうぶだぞ。と、とにかくいこうか。」
リア「あっちの方に行ってみようよ。」
リアがもょもとの手をつなぎ、引っ張っていった。
タケ「(もょ、どないや?)」
もょ「(き、きんちょうしてどうすればいいのかわからないな…)」
タケ「(ホンマに奥手やな〜。変に気持ちを入れ込む必要はないんやで。」
もょ「(あ、あたまではわかっているんだが…)」
タケ「(普段通りにしとけばええやん。俺も流石にイキナリ決めろって言っているんやないで。)」
もょ「(そ、そうゆうものなのか?)」
タケ「(ああ、何でも時間をかけて成長しやんとアカンやろ。剣も恋愛もな。)」
もょ「(だ、だからなにいっているんだよ!!)」
タケ「(もょ必死やなwwwwwwwwほらほら、リアちゃんが呼んでいるで。)」
リア「もょもとさんボーッっとしてどうしたの?」
もょ「ああ、ごめんごめん。さぁいこうか。」
俺は何も口出しせずにもょもととリアのやり取りを見ていた。
俺にもこうゆう事をしていた時があったっけ……懐かしいな……
まぁ、今は感傷にひたってもええやろ…
しばらく町を歩いて情報収集していたら、いろんな情報が集まった。
その内容は
・ルプガナから北東に向かうとラダトームの城があるのだが定期船の運行が中止になったらしい。
・しかもラダトームはロトの子孫アレフの故郷。
・ある富豪が嵐に巻き込まれて財宝を海底の底に沈んでしまった。
・シャールがルプガナに2年ぶりに帰ってきた。
リア「う〜ん・・・・船が要るみたいだね。」
もょ「ていきせんもないからふねをかりることがひつようだな。」
リア「シャールさんに頼んでみようよ!」
もょ「そうだな。とにかくなにもしないよりはこうどうをとることにするか。」
もょもと達はシャールの店に向う事にした。
シャールの店に入ろうとしたら怒鳴り声が聞こえた。
*「バカタレ!今頃に何しに帰ってきたんじゃ!この放蕩息子が!!」
シャール「悪かったよ。親父。だから誤っているだろう?」
*「自分の娘を2年間もほっておいた父親にそんな事言える立場ではないわ!」
シャール「マリンには申し訳ない事したって思っているよ。だから帰ってきたんだ。」
*「屁理屈言うとる奴なんかウチの敷居を跨ぐ事など許さないんじゃ!!出て行け!!」
シャール「ああ、わかったよ。このクソ親父!!」
シャールが勢い良く店から出て行った。ヤケになってたのかもょもと達に気がつかなかったみたいだった。
リア「ど、どうしたのかなぁ…シャールさん…?」
もょ「とにかくはいってみよう。」
数分後もょもと達は店に入った。
数分後もょもと達は店に入った。
もょ「こんにちは。」
*「やぁ、いらっしゃい。」
もょ「じょうやくそうを3ついただけませんか?」
*「上薬草?生憎ウチではとりあつかっておらんのぉ。」
もょ「そうですか…」
*「お客さんすまんのぉ。ワシの息子なら作れるんじゃが…」
もょ「シャールさんのことですね?」
*「………………………………………なぜワシの息子を知っているんじゃ?青年。」
もょ「シャールさんがくださったじょうやくそうでわたしをたすけていただいたのです。」
*「そうじゃったのか………」
老人が納得した表情で答えた。
もょ「シャールさんはどこに?」
*「どっか行ってしまったワイ。行き先は見当が附かないんじゃ。」
もょ「そうですか…」
*「しかし青年よ。シャールに何の用事だったのじゃ?」
もょ「ラダトームにいきたいのですが、ていきせんがちゅうしになったので、ふねのことでそうだんしにきました。」
*「そうだったのか…力に馴れなくてすまんのぉ。」
店の奥から女の子が出てきた。
もょ「このこは?」
*「ワシの孫のマリンじゃ。マリン、あいさつしなさい。」
マリン「こ、こんにちわ。」
女の子は元気が無さそうに挨拶した。シャールとじいさんの口論を見て凹んでいるのだろう。
リア「こんにちはマリンちゃん。私はリア。よろしくね!」
マリン「………………………………」
リア「マリンちゃん、お姉さんと一緒に遊ぼうか?」
マリン「う、うん!」
マリンの表情が一瞬だが嬉しそうな表情をした。やはり、リアには人を元気つけさせる力がある。
もょ「かってにしては………」
タケ「行っておいで!気をつけてな!」
リア「ありがとうもょもとさん!マリンちゃん行こう!」
リアとマリンが店から出た。
*「大丈夫ですかの?」
タケ「リアなら大丈夫ですよ。彼女は少しながら呪文も使えます。それに剣術も中々の腕ですよ。」
*「まぁ、青年が言うなら安心じゃの。」
もょ「(いまのはとめたほうがよかったんじゃないのか?)」
タケ「(リアちゃんは自由に伸び伸びさせた方ええで。その方があの娘にとってプラスになるわ。)」
もょ「(こんきょはあるのか?)」
タケ「(サマルと一緒におる時と今と全く表情が違うからな。今の方が生き生きしとるよ。)」
もょ「(う〜ん…そこまではみぬけなかったな。)」
もょ「おじゃましました。」
*「明日またきてくだされ。シャールの事で何か分かったら報告させてもらいますわい。」
もょ「しつれいします。」
俺達は店を出た。
もょ「これからどうする?」
タケ「宿屋で夜を待つ事にするか。まぁ、のんびりしようや。今日は疲れたで。」
もょ「じゃあやどやにいくか。」
タケ「おう。」
Lv.15
HP:91/105
MP: 0/ 0
E鋼の剣 E鋼の鎧 E鉄兜
特技 共通技:チェンジ
もょもと専用:はやぶさ斬り・魔人斬り
タケ専用 :かすみ二段・強撃・ゾンビ斬り・大防御
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