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レッドマン◆U3ytEr12Kgの物語

ムーンブルグの王女
カタリナが俺達を呼びに来て、リアたちがいる部屋に戻った。
部屋に入るとリアとムーンブルグの王女が仲良く話している。

  リア「そうなんだぁ〜」
  王女「ふふふっ。それでね………」

カタリナ「失礼します。王女様。もょもと王子とサマル王子をお連れしました。」
タケ「よう。」
  王女「あっ!変態王子!!」
  タケ「誰が変態王子だと!?お前の一方的だろうが!表出るか!?」
  リア「(ビクッ)」
カタリナ「いくらもょもと王子でも暴言は許しませんよ!!」
 サマル「お、落ち着いて。もょ………!カタリナさんも、ね?」

いきなり変態扱いかよ。たまったもんじゃないな。

 王女「どうしてくれるのよ!」
 タケ「悪かったよ。すまん」
 王女「ふん!素直に謝ったから許してあげる。」
 タケ「はぁ?」
 王女「いいから感謝しなさい!」
 タケ「わかったよ。」

全く美人でも短気な女は嫌なもんだ。

サマル「そ、それでね。ムーン王女。トーマスさんの事なんだけど」 
ムーン「ムーンでいいわよ。いったいどうしたの?」
サマル「ご、ごめん。僕が一晩中治療していたのだけど下半身不随なんだ…」
 タケ「トーマスさんはハーゴンの手下にベギラマを喰らって致命的なダメージを受けたんだ。サマルが何とかしてくれたのだが駄目だった。サマルなりに頑張ってくれたんだけどさ。」
ムーン「そうなの………私に任せておいて!」
 タケ「何とかなるのか?ムーン?」
ムーン「とにかくトーマスの所に案内して頂戴。」
 リア「ムーンさん案内するね。」

俺たちはトーマスがいる部屋に向かった。

トーマス「あっ……お、王女様。申し訳ございません。私が不甲斐ないために…」
 ムーン「いいのよ。あなたが無事でよかったわ。」
トーマス「けど私は足が動かないのです…」
 ムーン「ちょっと待ちなさい。すぐ治してあげるから。」

ムーンがなにやら唱え始めた……………………


 ムーン「ベホイミ」


何と言う事でしょう…………トーマスの火傷の後が無くなっていったのだ。

トーマス「おおっ……足が…足が動く…」
  タケ「すげぇ…」
 ムーン「上手くいって良かったわ。これで一安心ね。」
カタリナ「あ、ありがとうございます!流石王女様ですね!」
 サマル「僕のホイミと大違いだ………」
 ムーン「サマル。貴方が応急処置してくれたおかげで上手くいったのよ。」
 サマル「そ、そうなの?」
 ムーン「ええ。何も手当てをしていなかったらトーマスは死んでいたわ。」
  タケ「俺も薬草の手当てをしたんだけどな。」
 ムーン「もょもと。薬草は確かに万能な効果はあるのだけど精々軽い軽傷の時ぐらいしか使えないわ。治療する対象が重傷な場合はあまり効果が無いの。」
  タケ「そうなのか…しかし重傷の時に使える道具は無いのか?」
 ムーン「見聞学だけど上薬草や特薬草って呼ばれる道具があるらしいわ。中々市場には出回っていない。初級呪文で治療する場合は継続的に唱えなければいけないのよ。」
 サマル「しかしべホイミってホイミの上級呪文だよね?」
 ムーン「それで合ってるわよ。サマルも覚えたほうが良いわよ。」
  リア「ねぇねぇ、ムーンさんはどうやってべホイミを唱えられるようになったの?」
 ムーン「私の場合は3年前から呪文の特訓をしていたのよ。それで使えるようになったわけ。」

この娘…性格が高慢な所を除けばかなり頼りになるな。

  もょ「じゃあすうじつかんとっくんしよう。みんな。」
  タケ(い、いきなり出てくんなや。びっくりしたやないか!)
  もょ(すまん。わるいけどタケ。フォローにまわってくれ。みんなにだいじなはなしがしたい。」
  タケ(わ、わかったで。)

もょもとの雰囲気が普段と違う…何があったのだろうか?思わず言葉を詰まらせてしまった。

 ムーン「一体どうしようとしているの?もょもと。」
  もょ「ぜんたいてきにレベルをあげなければいけない。そこでだ。サマル。」
 サマル「何だい?もょ。」
  もょ「トーマスさんからええっと…やりの…なんだったけな…」
  タケ(槍術ね)
  もょ「そう、そうじゅつをおしえてもらってくれ。くさりがまじゃやくぶそくだ。」
 サマル「そんなのキツいよ。僕はもょみたいに力があるわけじゃないよ」
  もょ「なにをいっているんだ。サマルはききかんをかんじなかったのか?きとうしとたたかったときに。」
 サマル「うっ…」
  もょ「さいあくのばあいぜんいんがしぬかのうせいもあるんだ。これをきもにめいじておかないとダメだぞ!」
 サマル「わ、わかったよ。」
  リア「もょもとさん。私はどうすればいいの?」
  もょ「ムーンといっしょにじゅもんのとっくんをしてくれ。できればカタリナさんにけんじゅつのほうもおそわってほしい。」
  リア「うん!私も剣術を学びたい所だったのだから頑張ってみるね!」
  もょ「じゃあおれがつかっていたせいどうのつるぎをわたしておくよ。」

もょもとはリアに青銅の剣を渡した。
 
 ムーン「もょもと、貴方はどうするの?」
  もょ「もういちどムーンブルグのしろにいく。むだあしかもしれないがごせんぞさまがのこしたものがあるかもしれないからな。」
 ムーン「なぜそう言い切れるの?」
  もょ「ムーンみたいにじゅもんがつかえるひとがおおかったとおもう。なにかあるかもしれないっておもってさ。」
 ムーン「一人で行くつもり?」
  もょ「もちろん。じゃあまかせたぞ!」
 ムーン「ちょっと!勝手に行かないでよ!」

もょもとは町の外に向けて走り出した。こいつ足が早ええええええええええええええええ!!!!!1111!!!

 もょ「はあっ!はあっ!」
 タケ「どないしたんや?急に。お前らしくないなぁ」
 もょ「まぁ、たまにはおれたちだけでもいいかなっておもってさ。」
 タケ「それはちゃうやろ〜?んん?もょもと君。」
 もょ「な、なんだよ。タケ。」
 タケ「もしかしてちょっと恥ずかしかったんやろ?もょ?」
 もょ「そ、そんなことなかったぞ。」
 タケ「そんな事ないよな。って俺には誤魔化す事は不可能やで。」
 もょ「な、なんでもないぞ。ほんとうに。」
 タケ「まぁええわい。深入りはせんとこ。それより何かあるんか?ムーンブルグに」
 もょ「ああ。むかうりゆうはおれのかんだよ。」
 タケ「えっ?それだけなんか?」
 もょ「おう。」
 タケ「話は変わるけど俺から言えることは一つあるで。もょ。」
 もょ「なんだ?」
 タケ「恋愛は沢山して経験を積むことや。それがお前自身にとって糧になるからな。覚えておき。」
 もょ「な、なんだよ。きゅうにそんなことをいいだして…」
 タケ「気にすんな。俺の独り言やで。とにかくムーンブルグに向かいますか。」

しばらく歩いて行く内に誰かが呼ぶ声がした。

 タケ「おい。もょ。誰かが呼んでいるで。」
 もょ「だれだろう?」

段々人影が見えてきた……………………

ムーン「もょもと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 タケ「ムーンちゃんやないか。良かったな。もょ。」
 もょ「バ、バカ!なにいってんだよ。」
 タケ「まぁ俺は楽しませてもらうわい。」

ムーン「ようやく追いついたわよ!はぁ〜疲れた。」
 もょ「どうしたんだ?ムーン?」
ムーン「案内役は必要でしょ。勝手に行動されたら困るわよ!それに私の方がお城について詳しいわ。」
 もょ「おお、たすかるぞ。ムーン。よくトーマスさんたちがきょかしたなぁ。」
ムーン「気にすることは無いわ。私は当たり前の事をするだけよ。さっさと行くわよ!」
 もょ「なにあせっているんだ?ムーン?」
ムーン「べつにあせってないわよ!もう!もょもとの馬鹿!!」

こりゃ〜オモロイ展開になってきたでぇ!俺は楽しく静観するとしますか。

俺たちはムーンと一緒にムーンブルグの城に向かう事にした。
 
もょもと&タケ
Lv.12
HP:86/86
MP: 0/ 0
E鋼の剣 E皮の鎧 E鱗の盾 E木の帽子 
特技:かすみ二段・強撃・チェンジ・はやぶさ斬り(もょもと専用)・ゾンビ斬り・大防御(タケ専用)
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